Wi-Fiルーターを実際に設定するための基本となるSSIDや暗号化キー!での設定から
Wi-Fiルーターを設定する3つのボタン
「WPS」
「AOSSボタン」
「らくらくスタートボタン」
の接続方法を説明します。
なお、らくらくスタートボタンは別記事で説明していますので
必要な方はこちらでご覧ください。
目次
Wi-Fiルーターを実際に設定する方法
ここでは、バッファローのWi-Fiルーターを例にSSIDと暗号化キーを使った設定を説明しています。
設定機種は、無線LAN親機:WSR-3200AX4Sで行う方法です。
バッファロールーターの無線接続設定を下記の順で記載しています。
★設定時に共通するSSIDや暗号化キー!での設定方法
・最新規格「WPA3」(Wi-Fiの新しい暗号化設定)で設定する方法
・暗号化キーを使って設定する方法
★AOSS2で無線(Wi-Fi)設定する方法
AOSS2は、バッファローの機器のみが対応しています。
その他のメーカーではAOSSで対応できます。
・iPad/iPhone/iPod touchでの無線(Wi-Fi)接続
・Android端末での無線(Wi-Fi)接続
・Windowsでの無線(Wi-Fi)接続
・Macでの無線(Wi-Fi)接続
★AOSSで無線(Wi-Fi)設定する方法
★WPSで無線(Wi-Fi)設定する方法
設定時に共通するSSIDや暗号化キーでの設定方法
設定する前に、Wi-Fiルーター本体の底面等にシール貼り付けや付属しているセットアップカードに記載されたWi-Fiルーター購入時のSSIDや暗号化キーを確認しましょう。
また、設定時は、そばに準備しておくとスムーズに設定できます。
下図が、SSIDや暗号化キーの表示内容です。
※暗号化キーは、スマホやパソコンによっては、「パスワード」や「ネットワークセキュリティキー」と表示 されている場合があります。
SSIDとは、Wi-Fiルーターの識別名で、2.4GHz帯と5GHz帯では異なるSSIDが記入されています。障害物等の接続位置にもよりますので2.4GHz帯と5GHz帯の使いたい方で接続設定することができます。
暗号化キーとは、SSID設定時に必要なパスワードです。長い文字列でもあって苦手な方は、メーカーの独自アプリで「QRコード」を読み取って設定する方法を用意しているところもあります。
(記載例)
最新の「WPA3」方式の表示とSSIDを使ったWi-Fi設定
WPA3とは2018年6月にWi-Fiアライアンスが発表した、無線LANのセキュリティを強固にした新しい方式のことです。
もともとは、通信を暗号化する規格として「WEPやWPA2」が普及していました。
WEPやWPA2は、暗号化の強度が弱かったので、よりセキュリティを強固にしたWPA3が使われるようになったのです。
なお、WPA3には「個人用(WPA3-Personal)」と「企業用(WPA3-Enterprise)」の2種類があって、どちらも最新のセキュリティを取り入れ、従来の方式は受け付けないなど多くの共通点を持ちます。しかし、それぞれには家庭用のネットワークや企業用のネットワークにおける、使用法や要件の違いに配慮した補足機能が追加されています。
【設定手順Ⅰ】
① SSIDや暗号化キーを確認します。
ルーター購入時のWPA3用のSSIDは、セットアップカードに記載のSSID末尾に「-WPA3」を加えたもの です。 例:Buffalo-A-XXXX-WPA3、Buffalo-G-XXXX-WPA3など
② スマホやパソコン・タブレットなどからルーターのSSIDを検索します。
スマホやパソコン・タブレットなどでWi-Fiの設定画面を表示し、
①で確認したWPA3用のSSIDを選択します。
③ つづいてWPA3用の暗号化キーを入力します。
④ しばらくして、スマホやパソコン・タブレットなどの画面にWi-Fiアイコンが表示されたら、接続は完了です。
※Wi-Fiアイコンが表示されない場合は、①からやり直してください。
暗号化キーを使って無線(Wi-Fi)設定する方法
①スマホやパソコン・タブレットなどでWi-Fiの設定画面を表示して、ルーターのSSIDを選択します。
②ルーターの暗号化キーを入力します。
③しばらくして、スマホやパソコン・タブレットなどの画面にWi-Fiアイコンが表示されたら、接続は完了です。
Wi-Fiアイコンが表示されない場合は、手順1からやり直してください。
AOSS2で無線(Wi-Fi)設定する方法
Wi-Fiルーターに設定されているAOSS2キーを使って接続する方法です。
ちなみに、AOSSに対応している機器は、下図のAOSSマークが表示されています。
無線LANの設定には、今まで多くの専門的知識と作業が必要でした。
AOSSなら親機と無線子機のボタンを押すだけで、それらの難しい作業が全て完了いたします。これがあると便利なんです。
AOSS2ボタンを使ったiPad/iPhone/iPod touchで無線(Wi-Fi)設定する場合
①[設定]をタップして設定画面を開きます。
②「Wi-Fi」をタップします。
③ルーターのAOSSボタンをWIRELESSランプが2回ずつ点滅するまで(約1秒間)押し続けます。
※しばらくすると、WIRELESSランプが高速点滅することがあります。
AOSSボタンを押すと、ランプが2回ずつの点滅に戻ります。
④セットアップカードに記載のAOSS2(!AOSS-xxxx)をリストから選択します。
※接続先が表示されない場合は、Wi-FiをいったんOFFにした後、もう一度ONにしてください。また、WIRELESSランプが2回ずつ点滅しているか確認してください。
⑤接続できたことを確認します。
⑥ホーム画面を表示します。
⑦Webブラウザー(Safari)を起動して以下のアドレスにアクセスします。
⑧セットアップカードのAOSS2キーをタップし、[次へ]をタップします。
⑨以下の画面が表示されたら、[詳細を表示]をタップします。
- 「サーバーの識別情報を検証できません」という画面が表示されている場合は、[続ける]をタップして手順⑫へ進んでください。
- 「ここをタップ」という画面が表示されている場合は、画面の指示に従って「ここをタップ」をタップし、手順⑯へ進んでください。
⑩[このWebサイトを閲覧]をタップします。
⑪[Webサイトを閲覧]をタップします。
⑫[許可]をタップします。
⑬[閉じる]をタップします。
⑭ホーム画面に戻り、[設定]をタップして設定画面を開きます。
⑮「プロファイルがダウンロード済み」をタップします。
※iOS13以前では、「プロファイルがダウンロードされました」と表示されます。
⑯[インストール]を数回タップします。
[インストール]が複数回表示されることがあります。毎回[インストール]をタップしてください。
※以下の画面が表示された場合は、使っているiPad/iPhone/iPod touchに自分が設定しているパス コードを入力します。
⑰[完了]をタップします。
Android端末で無線(Wi-Fi)設定する場合
【設定の前に】
- Android 6以前の端末の場合は、以下の手順は不要です。次の「設定手順Ⅱ」に進みます。
- Android 7.0以降の端末をお使いの場合、およびAndroidのバージョンが分からない場合は、以下の手順を参照して一時的に機内モードをONにしてください。
注)-1: 機内モードを一時的にONにすることで、Wi-Fi接続以外の通信機能をすべてOFFにし、端末がルーターと正しくWi-Fi接続できるように設定します。
注)-2: 画面は一例です。使用端末によっては、表示が異なることがあります。
①[設定]をタップして設定画面を開きます。
②「機内モード」をONにします。
③「Wi-Fi」をONにします。
②「Wi-Fi」をタップします。
③ルーターのAOSSボタンをWIRELESSランプが2回ずつ点滅するまで(約1秒間)押し続けます。
※しばらくすると、WIRELESSランプが高速点滅することがあります。AOSSボタンを押すと、ランプが2回ずつの点滅に戻ります。
④セットアップカードに記載のAOSS2(!AOSS-xxxx)をリストから選択します。
※接続先が表示されない場合は、Wi-FiをいったんOFFにした後、もう一度ONにしてください。また、WIRELESSランプが2回ずつ点滅しているか確認してください。
⑤接続できたことを確認します。 「接続済み」と表示されることを確認します。
※Androidのバージョンによっては、画面上部に通知が表示されることがあります。
表示された通知 はタップせず、次の手順に進んでください。
⑥ホーム画面を表示します。
⑦Webブラウザー(Chrome、ブラウザ)を起動して以下のアドレスにアクセスします。
⑧セットアップカードのAOSS2キーをタップし、[次へ]をタップします。
⑨以下の画面が表示された場合、「ここからアプリをインストール」をタップし、「AOSS」アプリをダウンロードします。
- 設定に必要な「AOSS」アプリがインストール済みの場合、手順⑩~⑪が表示されない場合があります。
- 機器によって、Googleアカウントの登録画面が表示される場合があります。画面の指示に従って登録してください。
⑩アプリをインストールします。 アプリの情報が表示された場合は、「同意する」をタップします。
⑪[開く]をタップします。
※アプリを開いた際、位置情報へのアクセス許可を求める画面が表示された場合は、許可してください。
⑫自動的に無線LAN接続設定が行われます。完了画面が表示されたら、[完了]をタップします。 しばらくして画面上部にマークが表示されたら接続は完了です。
注-3 : 機内モードをONにしている場合は、ここで機内モードをOFFに戻してください。
Windowsで無線(Wi-Fi)設定する場合
①Wi-Fiが有効(ON)であることを確認します。
有効にする手順は、使っているパソコンの取扱説明書を参照してください。
②タスクトレイの下記のワイヤレスアイコンをクリックします。
Windows 8.1の場合は、デスクトップ画面に切り替えてください。
③ルーターのAOSSボタンをWIRELESSランプが2回ずつ点滅するまで(約1秒間)押し続けます。
※しばらくすると、WIRELESSランプが高速点滅することがあります。AOSSボタンを押すと、ランプが2回ずつの点滅に戻ります。
④セットアップカードに記載のAOSS2(!AOSS-xxxx)をリストから選択します。
- 接続先が表示されない場合は、もう一度検索してください。また、WIRELESSランプが2回ずつ点滅しているか確認してください。
- 「ネットワークの場所の設定」という画面が表示された場合、[キャンセル]をクリックしてください。
⑤自動的にWebブラウザ(Windows 10では「Microsoft Edge」、Windows 8.1では「Internet Explorer」)が 起動します。
⑥セットアップカードのAOSS2キーをクリックし、[次へ]をクリックします。
⑦「無線セキュリティ設定の手順」画面が表示されるので、「ここをクリックしてください」をクリックしま す。
⑧ダウンロードしたファイルを実行します。
Windows 10(Microsoft Edge)の場合は、[保存]をクリックした後に、[実行]をクリックしてください。
Windows 8.1(Internet Explorer)の場合は、[実行]をクリックしてください。
※「ユーザーアカウント制御」画面が表示された場合は、[はい]をクリックします。
Macで無線(Wi-Fi)設定する場合
①Wi-Fiが有効(ON)であることを確認します。 有効にする手順は、お使いのMacの取扱説明書を参照してください。
②メニューバーの下記のワイヤレスアイコンをクリックします。
③ルーターのAOSSボタンをWIRELESSランプが2回ずつ点滅するまで(約1秒間)押し続けます。
※しばらくすると、WIRELESSランプが高速点滅することがあります。AOSSボタンを押すと、ランプが 2回ずつの点滅に戻ります。
④セットアップカードに記載のAOSS2(!AOSS-xxxx)をリストから選択します。
※接続先が表示されない場合は、もう一度検索してください。また、WIRELESSランプが2回ずつ点滅しているか確認してください。
⑤Webブラウザー(Safari)を起動して以下のアドレスにアクセスします。
アクセス先: http://86886.jp/set/
⑥セットアップカードのAOSS2キーをクリックし、[次へ]をクリックします。
⑦「無線セキュリティ設定の手順」画面が表示されるので、「ここをクリックしてください」をクリックしま す。
⑧下図の「赤丸部」をクリックして「aoss2.dmg」をダブルクリックします。
⑨DockのFinderをクリックし、AOSS2アイコンをダブルクリックします。
※「開いてもよろしいですか?」という画面が表示された場合は、[開く]をクリックし、Macに設定されているパスワードを入力してください。
⑩自動的に無線LAN接続設定が行われます。完了画面が表示されたら、[完了]をクリックします。
AOSSで無線(Wi-Fi)設定する方法
AOSS機能(AirStation One-Touch Secure System)を使って接続する方法です。
AOSS対応機器は下記のとおりです。
・「AOSS」アプリをインストールしたAndroid機器(機器単体でAOSSに対応している場合も含む)
・「クライアントマネージャV」をインストールしたWindowsパソコン
・そのほかのAOSSに対応した機器(プリンター、ゲーム機など)
・Android用「AOSS」アプリは、Google Playからダウンロードできます。
・「クライアントマネージャV」は、バッファローホームページからダウンロードできます。
①手持ちのスマホでAOSS接続を開始します。
AOSSボタンがある機器は、AOSSボタンを押してください。
Android機器やWindowsパソコンの場合は、アプリからAOSSを実行してください。
②ルーターのAOSSボタンを、WIRELESSランプが2回ずつ点滅するまで(約1秒間)押し続けます。
③2分程度して、ルーターのWIRELESSランプが点灯したら、接続は完了です。 高速点滅している場合は、手順1からやり直してください。
WPSで無線(Wi-Fi)設定する方法
WPS機能(Wi-Fi Protected Setup)を使って接続する方法です。
WPS対応機器は以下のとおりです。
・WPSに対応したAndroid機器
・WPSに対応したWindowsパソコン
・そのほかのWPSに対応した機器(プリンター、ゲーム機など)
①手持ちの機器でWPS接続を開始します。
②ルーターのAOSSボタンを、WIRELESSランプが2回ずつ点滅するまで(約1秒間)押し続けます。
③2分程度して、本製品のWIRELESSランプが点灯したら、接続は完了です。
高速点滅している場合は、手順1からやり直してください。
NEC Atermの「らくらくスタートボタン」での設定はこちらの記事をご覧ください。
以上の説明となります。